ボクシングで必要なスタミナ強化する方法とは?
「スタミナ=持久力」ということはなんとなく理解している方も多いとは思いますが、実際にどのようなものかを説明するとなると少々難しいのがスタミナです。
筋力やスピードなどの計測方法は多く知られているのに対して、スタミナの計測というのはあまり一般的ではありません。
これはスタミナが非常に主観的な概念であるため計測が難しいことに由来しています。
ボクシングに大切なスタミナ強化の方法にについて考えてみましょう。
- ボクシングで重要なスタミナとは?
- ボクシングの基礎はスタミナをつけるトレーニング
- トレーニングの注意点
- まとめ
1. ボクシングで重要なスタミナとは?
1-1. そもそも、スタミナって何だ?
スタミナは持久力とも呼ばれる体力に関する概念です。
ボクシングでスタミナが大切である理由は、4~12ラウンドという長い時間でおこなわれることにあります。
12ラウンドの試合であれば、最長で47分という長時間のスポーツであることから、スタミナ強化はボクシングにとって非常に大切なトレーニングです。
ボクシングをやっている・始めようしている人にとってはスタミナ強化というのはトレーニング最大の課題といえるでしょう。
スタミナの強化を考える前に、スタミナとはどのようなものかをご紹介します。
1-2. メンタル面のスタミナ
スタミナを語る上で欠かせないのが“根性論”です。
スポーツでは精神力は非常に大切な要素であり、プロアスリートの多くがメンタルトレーニングをおこなっています。
メンタルトレーニングは単純な根性論ではないのですが、精神がスタミナや瞬発力に影響を与えることはスポーツ科学でも証明されているのです。
メンタル面のスタミナ強化では“経験を積む”ことが大切になります。
経験は後から付いてくるものという言葉にあるように、メンタル面のスタミナは基礎トレーニングを繰り返すことが強化の鍵といえるでしょう。
1-3. フィジカル面のスタミナ
前項では“メンタル面でのスタミナ”について解説しましたが、フィジカル面でのスタミナも当然ながら重要になります。
フィジカル面でのスタミナ強化に必要なものは“トレーニング”以外にはありません。
ボクシングで使用する筋肉を鍛え、より効率的に動かす方法を身につけることがスタミナ強化につながります。
1-4. スタミナ強化のメリットとは?
スタミナをつけることのメリットは、ボクシング以外にも日常的な生活を快適にします。
代謝の向上により体型や細胞を若く保つ効果や、姿勢や生活習慣の改善などスタミナ強化のメリットはさまざまです。
ボクシングを本格的に始めようと考える方は当然ながら、ダイエットや生活習慣を改善しようと考えている方にもスタミナ強化は良い影響を与えると考えて良いでしょう。
2. ボクシングの基礎はスタミナをつけるトレーニング
2-1. スタミナ強化の鍵は筋肉の種類
筋肉には“パワー型の速筋”と“スタミナ型の遅筋”の二つがあり、持久力はスタミナ型である遅筋が影響しています。
遅筋は色から赤筋とも呼ばれており、筋トレでは鍛えにくい筋肉です。
遅筋は瞬発力が出せないものの持続力が高いことが知られています。
ボクシングというと速筋が重要なイメージがありますが、持久力を作り出す遅筋も重要なスポーツです。
もちろん、ボクシングでは瞬発力を生み出す速筋も必要なので、速筋と遅筋のバランスがスタミナ強化には欠かせないポイントといえるでしょう。
2-2. 遅筋を鍛えるには?
スタミナ強化のために必要な遅筋は、筋トレでは鍛えられません。
遅筋は“軽い負荷をかけながらの長時間のトレーニング”が効果的な鍛え方です。
個人でこのようなトレーニング方法を管理・実践することは、非常に難しいといえるでしょう。
チキンを効率的に鍛えスタミナをつけるには、スポーツトレーナーなどの専門家の指導を受けることが必要になります。
2-3. 具体的なスタミナアップトレーニング
スタミナが遅筋に関係していることが分かったところで、スタミナ強化の具体的なトレーニング方法についてご紹介しましょう。
・ロードワーク
スタミナ強化の一般的なトレーニング方法が“ロードワーク”です。
“シャドーボクシング”“ダッシュ”“ストレッチ”を路上で長時間おこなうトレーニングをロードワークといいます。
ロードワークの時間はトレーニングの目的や基礎体力に応じて変化しますが、最低でも1時間程度の継続的な運動をするのが基本です。
・サーキットトレーニング
スタミナを効率的に強化することを目的としたのが“サーキットトレーニング”です。
サーキットトレーニングは異なる運動を組み合わせ、30分程度の短時間でトレーニングします。
このトレーニングは比較的負荷の少ない運動を組み合わせ繰り返す“有酸素運動”によるスタミナ強化が目的です。
基本的なメニューは“腹筋”“背筋””スクワット”腕立て伏せ”を各々10回程度を1セットとして、5~10セット程度を目安におこないます。
・さらに専門的なスタミナ強化トレーニング
ロードワークやサーキットトレーニングは要領さえ覚えてしまえば個人的にもできますが、ボクシングジムではさらに効果的なスタミナ強化のトレーニングができます。
ボクシングジムでは、専門トレーナーによる指導を受けられるので、効率的なスタミナ強化を目的としている場合には、利用することをオススメします。
3. トレーニングの注意点
3-1. 自己流トレーニングは難しい
ボクシングのためのスタミナ強化は、自己流トレーニングでは鍛えることが難しい特徴があります。
効率的・効果的にスタミナ強化を行ないたい場合には、トレーナーの指導を受けておこなうことが必要です。
個人的なトレーニングで限界を感じている方の多くが、間違ったトレーニングをおこなっていることが原因といえるでしょう。
3-2. ボクシングジムで鍛えよう
自己流のトレーニングでスタミナ強化に効果が薄いと感じたら、トレーニング方法が間違っている可能性があります。
そんな場合には、ボクシングジムでトレーナーの指導を受けることが大切です。
スタミナ強化のためのトレーニングは、体格や基礎体力にあわせて適切なプログラムで鍛えましょう!
まとめ
ボクシングに必要なスタミナをつけるには、正しい知識とトレーニングが必要になります。
スボクシングで必要なスタミナについての知識をまとめてみましょう。
- 持続力=スタミナ
- スタミナにはメンタルとフィジカル両方の要素がある
- 遅筋の強化がスタミナ強化の鍵
- スタミナはボクシング以外にも日常生活に役立つ
長時間激しい運動をするボクシングにはスタミナが不可欠です。
スタミナ強化には、効率的なスタミナアップトレーニングをおこなう必要があります。
そこで、スタミナ強化のトレーニングのポイントについてまとめてみましょう。
- スタミナ強化は難しい
- ロードワーク・サーキットトレーニングが有効
- 専門的な指導を受けることも重要
ボクシングで必要なスタミナををつけるトレーニングは、ボクシングジムで専門的な指導を受けながらのトレーニングが最も効率的な方法です。
スタミナ強化をしたいと考えている場合には、気軽にボクシングジムに足を運んでみましょう!