運動の健康への効果はどのようなもの? おすすめの運動法はなに?

適度な運動は健康や美容に効果的、ということは広く知られています。ダイエットや健康維持を目的に、毎日運動を続けている方もいることでしょう。その一方で運動を始めてみたいけれどどんな運動をしていいか分からない、運動を始めたが続かない、と悩んでいる方もいるのでは、と思います。

そこで、今回は運動の健康への効果や種類、手軽に続けられる運動などを紹介しましょう。

  1. 運動の健康効果について
  2. 運動の種類とその効果
  3. 運動を行う場合の注意点
  4. ​ボクササイズにチャレンジしてみよう
  5. 運動の効果に対するよくある質問

この記事を読めば、運動のメリットからストレス解消にも効果のある運動方法まで、よく分かりますよ。長く続けられる適度な運動方法を探している方は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.運動の健康効果について

はじめに、運動の健康効果と運動不足がもたらす弊害について解説します。運動不足になると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

1-1.運動とは?

運動とは、体を動かすことです。スポーツと混同されがちですが、ただ歩くだけでも立派な運動になります。現在のように交通手段や家電が発達する前は、生活するだけで十分な運動量になっていました。しかし、現在では意識して運動しないと運動不足になってしまう方もたくさんいます。

1-2.運動のメリット

運動をするとカロリーが消費されます。私たちの体は消費しきれないカロリーを脂肪に変換して蓄える優れた機能をもっていますが、脂肪が多すぎれば肥満をはじめとするさまざまな健康被害が出てくるでしょう。運動をすれば、適度にカロリーが消費できます。
また、運動をすれば筋肉が発達し、じっとしていても消費するカロリー(基礎代謝)が増えることでしょう。そうすれば、太りにくく痩せやすい体になります。
さらに、運動をすれば血行がよくなって肩こりや冷え性などの解消にもつながるでしょう。年をとっても一定の筋肉があれば、関節なども痛めにくくなります。

1-3.運動不足のデメリット

運動不足になると、筋肉の量が落ちて脂肪が増えます。すると締まりのない体つきになるでしょう。学生時代に運動をしていた人が社会人になって運動を行わなくなると体型が急に変わるのは、そのためです。また、体力がなくなって抵抗力も弱くなります。さらに、筋肉の量が落ちれば年を取るほど体の機能が衰えやすくなり、寝たきりになってしまうリスクもアップするでしょう。

運動は精神にも大きな影響を与えます。運動不足が続くとストレスが溜まり、抑うつ状態になってしまう方も珍しくありません。また、血行が悪くなると脳に酸素が行きにくくなるので思考力の低下を招くことがあります。